20世紀西洋人名事典 「トールヘイエルダール」の解説
トール ヘイエルダール
Thor Heyerdahl
1914.10.6 -
ノルウェーの人類学者,探検家。
ラルビック生まれ。
1937年マルキーズ諸島を訪れ、ポリネシア文化東南アジア起源説に対し古代ペルー起源説を唱える。さらに、自説を実証するため1947年コン・ティキ号と名付けられたバルサ材の筏でペルーから東ポリネシア群島に到着し、ポリネシア文化のペルー発祥説を主張。’53年ガラパゴス諸島の探検。’55〜66年イースター島の巨石文化を調査。’70年葦舟ラー号による大西洋横断の漂流実験に成功。文才に富み著書「コンティキ号探検記」(’48年)と「アク・アク」(’58年)は世界的ベストセラーとなる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報