ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドイツ労働戦線」の意味・わかりやすい解説
ドイツ労働戦線
ドイツろうどうせんせん
Deutsche Arbeitsfront; DAF
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…ヒトラーは,さしあたりは再軍備を国防軍の専門家集団にゆだね,その財政・金融面からの管理については,帝国銀行総裁と経済相を一身に兼ねるH.G.シャハトを頂点とする財界人の力を借りた。また労働組合を解散した後につくられた巨大なドイツ労働戦線Deutsche Arbeitsfront(2000万人の構成員と3万~4万人の常勤職員)は,〈経営共同体〉を理念とした(1934年1月の〈国民的労働秩序法〉)が,単位経営ではそれまでの経営者が〈経営指導者〉とされ,〈指導者原理〉が導入された。また,ドイツ労働戦線付属の〈喜びを通じて力をKraft durch Freude〉(歓喜力行団)という組織は,労働者の余暇を組織した(観劇,スポーツ,旅行)。…
※「ドイツ労働戦線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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