ドナウ文化(読み)ドナウぶんか(その他表記)Danubian culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドナウ文化」の意味・わかりやすい解説

ドナウ文化
ドナウぶんか
Danubian culture

ヨーロッパ初期新石器文化の一つ。西南アジアで成立した新石器文化は周辺の地域に次第に浸透しはじめたが,西ヘ向った流れは,ギリシアなどの地域からドナウ川流域へ入り,ドナウ川沿いに,本流,支流を問わず広がっていった。農耕,牧畜,土器製作などの新しい文化要素がこの地の環境に適応しながら成立したのがドナウ文化で,農耕は小麦を中心とし,牛,羊などを飼育し,竪穴住居に住み,沈線文を主とした L.B.K.(Linear Band Keramik)と呼ばれる土器を製作していた。今日ではこの土器にちなみ L.B.K.文化と呼ばれることも多い。

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