日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドバイ国際空港」の意味・わかりやすい解説
ドバイ国際空港
どばいこくさいくうこう
Dubai International Airport
アラブ首長国連邦のドバイの中心部に位置する国際空港。1960年開港。中東および北アフリカ有数のハブ空港(乗り継ぎ拠点となる空港)であり、長さ4000メートルの滑走路2本を有し、24時間運用。2007年現在で就航航空会社は118社、世界各地と200以上の路線を結んでいる。日本との直行便は2002年に関西国際空港、06年に中部国際空港との間に就航している。
ドバイの経済成長とともに利用旅客数も増加し、1980年に年間約270万人、1990年に約500万人を記録。旅客数の増加に対応して1998年には第2ターミナルが完成したが、旅客数は2000年に年間1250万人、2006年には2130万人と増え続け、空港のキャパシティを超過した。第3ターミナルの完成によって、2010年までには年間7500万人の利用が可能となる。このほか、ドバイ中心部から西方約40キロメートルのジェベル・アリ地域に、ドバイ国際空港の10倍の規模をもち、6本の滑走路をもつドバイ・ワールド・セントラル国際空港が建設中で、2015年までに年間1億2000万人の旅客利用が可能とされる。
[編集部]