ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドミヌス」の意味・わかりやすい解説 ドミヌスdominus ラテン語で主人,所有者 (特に奴隷の) をさす。ローマ帝政期に入り,元首権力が確立する過程で,政治的支配者の称号としても用いられはじめた。ガイウス・カエサル (カリグラ) 帝,ドミチアヌス帝らはみずからドミヌスを称号に付し,「主にして神」 dominus et deusと呼ばせ,これはディオクレチアヌス帝のとき公式に皇帝の称号となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報