ドモストロイ(その他表記)Domostroi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドモストロイ」の意味・わかりやすい解説

ドモストロイ
Domostroi

庭訓」と訳される中世ロシアの生活規範集。 16世紀初めにノブゴロド貴族や商人階級の間に生じ,のちにモスクワでノブゴロド出身の司祭長シリベストルが整理し仕上げた。3部から成り,第1部は宗教国家の諸問題,第2部は家族関係,第3部は家政の営みについての実際的忠告が述べられている。そのおもな目的は家父長的生活秩序を強化することによって,中央集権的国家体制を補強することにあった。民衆格言を取入れた生きた口語体で書かれた章も多い。

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世界大百科事典(旧版)内のドモストロイの言及

【シリベストル】より

…しかし反ツァーリ的な大貴族に接近し,リボニア戦争に反対したため,60年モスクワから北部の修道院に追放された。文筆に長じ,家庭道徳を論じた《ドモストロイ(家庭訓)》の編者とされている。【伊藤 幸男】。…

※「ドモストロイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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