ドモドッソラ(その他表記)Domodossola

改訂新版 世界大百科事典 「ドモドッソラ」の意味・わかりやすい解説

ドモドッソラ
Domodossola

イタリア北部ピエモンテ州ノバラ県の都市。人口2万0069(1981)。アルプスのいくつかの谷の合流する標高272mの盆地にあり,その起源はローマ時代にさかのぼる。1906年,付近のスイス・イタリア国境のシンプロン峠を貫通する鉄道トンネル完成により,ヨーロッパ交通上重要な地点を占めることになり,人口も増加した。化学金属機械などの工業が立地している。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドモドッソラ」の意味・わかりやすい解説

ドモドッソラ
どもどっそら
Domodossola

イタリア北西部、ピエモンテ州ベルバーノ・クジオ・オッソラ県の都市。人口1万8519(2001国勢調査速報値)。アルプス山麓(さんろく)のトーチェ川沿いに位置する。1906年のシンプロン峠の鉄道トンネル開通に伴い、交通、通商要地となる。化学、金属、機械の諸工業が行われる。

[堺 憲一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android