ドロボ族(読み)ドロボぞく(その他表記)Dorobo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドロボ族」の意味・わかりやすい解説

ドロボ族
ドロボぞく
Dorobo

タンザニア,ケニア,ウガンダ東部の高地森林地帯およびその裾野に分散居住するサンダウェ族,ハツァピ族などの先住狩猟採集民の総称。狭義にはナイロ=ハム系のカレンジン語系諸族とマサイ族に隣住するオキエク族をさす。ンドロボ族 Ndoroboともいう。言語はコイサン語族に属し,脂臀など形質的にも類縁性が認められるが,ウガンダのイク族のように系統不明のものもある。植民地化以前は純粋な狩猟採集生活を送り,イヌとミツバチを飼っていた。植民地政府によって伝統的な居住地を追われて以来,それぞれの小集団は,近隣のナンディ族,マサイ族,キクユ族などの土地に入って,細々と農耕を営むか,雇用労働に従事している。かつては首長をもたず,バンドをこえた政治的統合もなかったが,今日では相互依存関係にある諸民族から文化・社会的に大きな影響を受けている。

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