最新 地学事典 「ドームふじ」の解説
ドームふじ
Dome Fuji
東南極の主要な分氷界が交差する氷床のドーム形状の頂上の一つで,ドロンニングモードランド地域の最高点に設けられた掘削基地(南緯77°19′,東経39°42′,標高3,810m)。年平均気温−54℃,最低気温約−80℃。昭和基地から約1,000km南に位置する。1997年までに第1期ドームふじ氷床コア(2,503m,約34万年)が掘削された後,ほぼ氷床底に到達する第2期コア(3,035m,約72万年)が2007年までに掘削され,両コアから過去の気候や大気・海洋・陸域環境が復元されてきた。氷床底は地熱により融解しており,72万年より古い氷は失われているが,周辺には底面が凍結している地域があり,より古い氷が存在すると考えられている。
執筆者:川村 賢二
参照項目:氷床コア
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

