最新 地学事典 「ドーラス橄欖岩体」の解説
ドーラスかんらんがんたい
ドーラス橄欖岩体
Dawros peridotite body
アイルランド北西部Connemara褶曲山地の北端にあり,珪線石片岩(Connemara schist)中に貫入。かんらん岩体は辺縁部がハルツバージャイト・輝岩からなり,中心部にはダナイトと輝岩とがハルツバージャイト,レールゾライトの漸移帯を挟んで層状構造をなす。岩体の下部は輝石の薄層を挟む厚いダナイトで,上部では輝岩が厚い。漸移帯では,下部にハルツバージャイト,上部にレールゾライトがあり,この間にウェールライトの部分やクロムスピネルの濃集する部分などがある。岩石は動力変成作用を受けてモザイク組織に変わっている所が多い。オルドビス紀の陸弧マグマ活動の深部相に相当。参考文献:A.T.V.Rothstein(1957) Quart. J. Geol. Soc.,Vol.113
執筆者:田崎 耕市・高澤 栄一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

