ど根性(読み)ドコンジョウ

デジタル大辞泉 「ど根性」の意味・読み・例文・類語

ど‐こんじょう〔‐コンジヤウ〕【ど根性】

根性を強めていう語。「ど根性のある奴」
根性をののしっていう語。
「いたづら娘の―と同じことで」〈伎・隅田川続俤

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ど根性」の意味・読み・例文・類語

ど‐こんじょう‥コンジャウ【ど根性】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ど」は接頭語 ) 根性のずぶとさ、したたかさなどをののしっていう語。また、何物にもくじけない強い根性にもいう。
    1. [初出の実例]「底意地悪いどこんじゃう、諸人の憎み猜む迄」(出典:浄瑠璃・孕常盤(1710頃)露のくつわ虫)
    2. 「小使に情報聞いて、これで頭にこなかったら、こりゃド根性のない男や」(出典:笹まくら(1966)〈丸谷才一〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android