精選版 日本国語大辞典 「小使」の意味・読み・例文・類語
こ‐づかい‥づかひ【小使】
- 〘 名詞 〙
- ① 細かい仕事。また、細かい用事に人を使うこと。また、それに従事する人。
- [初出の実例]「五人六人之事は、御家之小使をも仕候へ」(出典:毛利家文書‐弘治元年(1555)児玉就忠言上状)
- ② 雑用に従事するしもべ。使丁。
- [初出の実例]「宮中で后妃のあいだをいききの小使する官を中使と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)二三)
- ③ 学校、会社、官庁などで雑用に従事した人。用務員。
- ④ 「こづかいぶね(小使船)」の略。
- [初出の実例]「客帆の台所ぶねかすみ来て〈一鐵〉 小つかひのかねひびく夕暮〈一朝〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)