根性(読み)コンジョウ

デジタル大辞泉の解説

こん‐じょう〔‐ジヤウ〕【根性】

その人の本来的に持っている性質。しょうね。また、あるものに特有の性質。「根性の腐った奴」「島国根性」「やじ馬根性
物事をあくまでやりとおす、たくましい精神。気力。「根性のある人」「見上げた根性の持ち主」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こんじょう【根性】

生まれつきの性質。根本的な考え方。 「 -をたたき直す」 「乞食こじき-」
苦しさに耐えて成し遂げようとする強い精神力。 「 -がある」 「 -が足りない」
〘仏〙 仏教信者としての宗教的素質。根機。
[句項目] 根性を入れ換える

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

こん‐じょう ‥ジャウ【根性】

〘名〙
① (「根」は力があって強いはたらきをもつもの。「性」は性質) 仏語。仏の教えを受ける者としての性質や資質。
※真如観(鎌倉初)「但し根性(コンジャウ)の勝劣に随ふに」 〔説無垢称経‐二〕
② 生まれつきの性質。多く、好ましくない人の性質についていう。こころね。しょうね。
※大鏡(12C前)三「御たましひのふかくおはして、らうらうじうしなしたまひける御根性にて」
③ 苦しみや困難に耐え、事を成し遂げようとする強い気力。根気。
※完全試合(1961)〈佐野洋〉九「マウンドの上で、〈略〉ベンチばかりうかがっているようになる。投手としての根性がつきはせん」
[語誌](1)本来は仏教語で、好悪いずれの感じをも伴っていなかったが、中世になると、②のように次第に悪い意味を伴った形で用いられることが多くなる。近世の浄瑠璃や川柳などでは悪い意が主となり、それが現代にまで続き「盗人根性」「野次馬根性」「根性悪(わる)」などとも用いられる。
(2)一方、現代では、スポーツや教育等との関わりから「(悪い)根性を鍛える」という観点が起こり、「(鍛えられた良い)根性」という発想から、③のように「根性」自体が好ましい意を伴って使用されることともなった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

閻魔詣で

陰暦1月16日(初閻魔)と7月16日(大斎日)に閻魔堂に参詣(さんけい)すること。この日は地獄の釜(かま)のふたが開き、罪人が責め苦を免れると伝えられる。閻魔参り。《季 夏》...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

根性の関連情報