ど突く(読み)ドヅク

デジタル大辞泉 「ど突く」の意味・読み・例文・類語

ど‐づ・く【ど突く】

[動カ五(四)]《「どつく」とも》こづく。なぐる。
「追々あの胡麻の蠅を―・かなくなって来たじゃ無えか」〈芥川鼠小僧次郎吉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ど突く」の意味・読み・例文・類語

ど‐づ・く【ど突】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 ( 「ど」は接頭語。「どつく」とも ) なぐる。たたく。ぶつ。こづく。
    1. [初出の実例]「あさなべのまはりをばうにてどづく」(出典:虎明本狂言・鍋八撥(室町末‐近世初))
    2. 「そんなこと言うたりしたら、兄さんにどつかれるけどな、ほんまに」(出典:岬(1975)〈中上健次〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android