化学辞典 第2版 「ナッタ触媒」の解説
ナッタ触媒
ナッタショクバイ
Natta catalyst
エテンや末端オレフィンの立体特異的重合用の触媒で,K. Ziegler(チーグラー)が塩化チタン(Ⅳ)を用いていたのを塩化チタン(Ⅲ)にかえたもの.助触媒はともにアルキルアルミニウムが用いられていたが,アルミニウム,そのほかの金属(周期表1,2,3族)のアルキル化物や,遷移金属のハロゲン化物との錯体が用いられるようになり,これらを総称してチーグラー-ナッタ触媒とよんでいる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報