ナッタ触媒(読み)ナッタショクバイ

化学辞典 第2版 「ナッタ触媒」の解説

ナッタ触媒
ナッタショクバイ
Natta catalyst

エテンや末端オレフィンの立体特異的重合用の触媒で,K. Ziegler(チーグラー)が塩化チタン(Ⅳ)を用いていたのを塩化チタン(Ⅲ)にかえたもの.助触媒はともにアルキルアルミニウムが用いられていたが,アルミニウム,そのほか金属(周期表1,2,3族)のアルキル化物や,遷移金属のハロゲン化物との錯体が用いられるようになり,これらを総称してチーグラー-ナッタ触媒とよんでいる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android