ナバホ語(読み)ナバホご

精選版 日本国語大辞典 「ナバホ語」の意味・読み・例文・類語

ナバホ‐ご【ナバホ語】

  1. 〘 名詞 〙 ( ナバホはNavaho ) 北米インディアン語の中でもっとも話者の多い言語一つアサバスカ語族に属し、アメリカ合衆国アリゾナ州北東部、ニューメキシコ州北西部、ユタ州東部で話される。

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百科事典マイペディア 「ナバホ語」の意味・わかりやすい解説

ナバホ語【ナバホご】

北米,アメリカ・インディアン諸語の一つで,ナ・デネ大語族中のアサバスカ語族に属す。アリゾナ州,ニューメキシコ州,ユタ州などで,ナバホ族のうち約13万人が使用。アメリカでは有力なインディアン語で,現在も盛んに用いられている。書き言葉を持つ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナバホ語」の意味・わかりやすい解説

ナバホ語
ナバホご
Navaho language

北アメリカアメリカインディアン諸語のなかで最も話し手の多い有力な言語。使用人口はニューメキシコ州,アリゾナ州,ユタ州に計 13万人以上と推定される。アサバスカン語族に属する。

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世界大百科事典(旧版)内のナバホ語の言及

【アメリカ・インディアン】より

…ア諸語全体に適用される有効な分類基準というものはなく,またア諸語に比較的よく見られる構造的特徴というものも,他の大陸言語にも見られるが,顕著なものとしては喉頭閉鎖音の多用,多くの形態素が連結して1語を形成すること,また動詞の中に名詞形が取り込まれる名詞抱合と称する現象が挙げられる。第2次大戦中ナバホ語(アサバスカ語族に属し,アリゾナ,ユタなどで10万人の話し手をもつ北アメリカでは有力な言語)はその構造の複雑さのゆえにアメリカ合衆国側の暗号用に使われた(t,k,ch,m,n,yの子音にはさらに喉頭化されたものが加わり,母音は八つ)。旧大陸から移動したという推定に基づき,両大陸間のある言語間には親縁関係が予想され,例えばエスキモー・アレウト語族とウラル・アルタイ語族,ホカ語族とマレー・ポリネシア語族など,今までいくつかの比較が試みられてはいるが,確実に証明された事例はまだない。…

※「ナバホ語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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