日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナミコムカデ」の意味・わかりやすい解説 ナミコムカデなみこむかで / 並小蜈蚣[学] Hanseniella caldaria 節足動物門結合綱ナミコムカデ科に属する陸生動物。体長5ミリ以下の白色の小動物で、唇脚(しんきゃく)類のムカデのようにみえる。全国の森林、畑、庭園などの土中に生息し、腐植質を食べ、活発に動き回っている。歩肢は成体で12対、日本でもっとも普通にいる種類で、栽培植物に害を与えるともいわれるが実例はあまりない。夏ごろ産卵し、幼虫は増節変態で成長する。[篠原圭三郎][参照項目] | コムカデ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のナミコムカデの言及 【コムカデ】より …一般にあまりなじみのない動物であるが,森林の落葉の下にふつうに見られ,腐りかけた落葉,コケ,菌類,バクテリアなどを食べているらしい。全世界から約200種,日本からはナミコムカデHanseniella caldariaなど3種が知られている。【青木 淳一】。… ※「ナミコムカデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by