ナライハ炭田(読み)ならいはたんでん(その他表記)Nalaikha

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナライハ炭田」の意味・わかりやすい解説

ナライハ炭田
ならいはたんでん
Nalaikha

モンゴル中部にある同国の代表的な炭田ウランバートル南東約40キロメートルに位置する。埋蔵量5億トン、石炭のキロ当り熱量3600キロカロリー。1912年以後中国人やロシア人が年間430トン程度採掘していた。革命後の1922年に国有化され、機械化が進み、1938年にウランバートルに通じる鉄道狭軌)が敷設された。近年の出炭量は年間60~70万トンに達し、ウランバートルの工業動力源として重要な地位を占めている。

[吉田順一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android