日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナンバーリング」の意味・わかりやすい解説
ナンバーリング
なんばーりんぐ
numbering machine
指定した数字が自動的に繰り出される回転式番号印字機。ナンバーリングマシンの略称。手動式と電動式があり、印字は数字のほかに、記号や漢字、かたかな、アルファベットなどを組み込んだものもある。また桁(けた)数も四桁のものから、伝票などの発行日やコード番号が入った15桁のものまであり、なかにはゼロの位置へ自動的に戻る装置を備えているものもある。手で押しながら使用する手動式には、五様式、六様式などといって、同じ番号がそのまま何度か続けて繰り返し進む、様式変換装置がついているものがあり、一般に用いられているものでは手動式六桁七様式が一番多い。ほかに銀行業務用として、多量の番号を印字することができる電動式があり、フレームに合成樹脂を用いた軽量のものも最近出回っている。
[野沢松男]