ナンバーリング(読み)なんばーりんぐ(その他表記)numbering machine

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナンバーリング」の意味・わかりやすい解説

ナンバーリング
なんばーりんぐ
numbering machine

指定した数字が自動的に繰り出される回転式番号印字機。ナンバーリングマシンの略称手動式と電動式があり、印字は数字のほかに、記号漢字、かたかな、アルファベットなどを組み込んだものもある。また桁(けた)数も四桁のものから、伝票などの発行日やコード番号が入った15桁のものまであり、なかにはゼロの位置へ自動的に戻る装置を備えているものもある。手で押しながら使用する手動式には、五様式、六様式などといって、同じ番号がそのまま何度か続けて繰り返し進む、様式変換装置がついているものがあり、一般に用いられているものでは手動式六桁七様式が一番多い。ほかに銀行業務用として、多量の番号を印字することができる電動式があり、フレーム合成樹脂を用いた軽量のものも最近出回っている。

[野沢松男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android