ナーガパティナム(英語表記)Nāgappattinam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーガパティナム」の意味・わかりやすい解説

ナーガパティナム
Nāgappattinam

インド南部,タミルナードゥ州東部,コロマンデル海岸にのぞむ港町。古くからヨーロッパ,ビルマ (現ミャンマー) ,スリランカなどと交易を行い,15世紀までインド南部では数少い仏教の栄えた地の一つ。 15世紀からはポルトガルオランダ,イギリスと領有者が交代。船舶修理,漁業のほか圧延工場があり,鋼管などを製造。手工業鉄製トランク,金庫製造が行われる。外人墓地や 1774年にオランダ人の建てた聖堂がある。人口8万 6155 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android