に於て(読み)ニオイテ

デジタル大辞泉 「に於て」の意味・読み・例文・類語

に‐おい‐て【に×於て】

[連語]《「におきて」の音変化》
動作・作用の行われる時・場所・場合を表す。「パリに於て外相会議が開かれる」
「この事天下ことなる勝事しょうしなれば、公卿僉議くぎゃうせんぎあり」〈平家・一〉
事物や人物について、それと関連する意を表す。…に関して。…について。「規模の大きさに於てひけをとらない」
(多くは下に「は」を伴って)上の人物・事柄を強く指示する意を表す。…こそ。
妹尾せのを―は又いけどりにつかまつり候はん」〈平家・八〉
(下に「は」を伴って)仮定条件を示す。もし…の場合には。
「一方欠けん―は、いかでかその歎きなからんや」〈平家・四〉
[補説]平安時代以降、漢文の「於」を「おきて」と訓読したものが和文にも広がったもの。中世軍記物などに多くみられる。現代語では文語的表現に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 連語

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む