ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌアイマ」の意味・わかりやすい解説
ヌアイマ
Nu`aymah Mikhā'īl
[没]1988.2.28. ベイルート
レバノンの近代アラビア語詩人,文学者。ナイーマともいう。故郷ビスキンターとナザレスのロシア人経営のギリシア正教学校で学んだのち,1906~11年にウクライナのポルタバの神学校に留学,ロシア文学についての知識を得た。 1912年アメリカに渡り法律を修め,ニューヨークでジブラーン・ハリール・ジブラーンとともにアラブ文筆家連盟を創設 (1920) 。 1932年帰国,文筆家として名をなした。詩のほかに小説,文芸評論が数多くあり,作風にはロシアやアメリカの影響が強くみられる。詩集『まぶたのつぶやき』 Hams al-jufūnは代表作の一つ。
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