ネオカラミテス(その他表記)Neocalamites

最新 地学事典 「ネオカラミテス」の解説

ネオカラミテス

学◆Neocalamites

三畳紀後期~ジュラ紀中期の高さ2mに及ぶ大型のトクサネオカラマイテスとも。茎は円筒形,縦溝多数,節内部に隔壁あり,単純平行脈の葉が節に輪生ディクチオフィルム─クラスロプテリス植物群の代表的構成属の一つ。密集した産状を示すことが多く湿地に大群落を形成していたと考えられている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネオカラミテス」の意味・わかりやすい解説

ネオカラミテス
Neocalamites

シダ植物トクサ (楔葉) 綱トクサ目に属する化石植物トクサよりはカラミテス (蘆木) に近い形態をもつ。地上茎表面には縦に交互に配列する隆起線と凹線があり,相隣接する節では,隆起線は凹線と,凹線は隆起線と,それぞれ節をへだてて対峙する。この点カラミテスやエキセティテス Equisetitesとは異なる。葉は線状で各節に輪生し,基部において癒着せず,1本の主縦脈を有する。したがって,葉と節を欠くときにはカラミテスやエキセティテスと区別しにくい。三畳紀からジュラ紀に繁茂した。

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世界大百科事典(旧版)内のネオカラミテスの言及

【大嶺植物群】より

…三畳紀後期の各種のトクサ,シダ(とくにヤブレガサウラボシ科のものが多い),ソテツ葉類,イチョウ,球果類などの化石がみごとに保存されている。植物の化石は,その植物体の一部分しか知られていない場合が多いが,大嶺植物群の中には,アステロセーカ・オカフジイAsterotheca okafujii(リュウビンタイ科)やネオカラミテスNeocalamites(トクサ目)など,植物の全体の体がほとんど完全な形で知られているものが多く,古生物学的に重要な資料となっている。また三畳紀に限って生育したと考えられる球果の類も多く,これらは当時の日本の植生を知るのに役立っている。…

※「ネオカラミテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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