ネオカラミテス(英語表記)Neocalamites

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネオカラミテス」の意味・わかりやすい解説

ネオカラミテス
Neocalamites

シダ植物トクサ (楔葉) 綱トクサ目に属する化石植物トクサよりはカラミテス (蘆木) に近い形態をもつ。地上茎表面には縦に交互に配列する隆起線と凹線があり,相隣接する節では,隆起線は凹線と,凹線は隆起線と,それぞれ節をへだてて対峙する。この点カラミテスやエキセティテス Equisetitesとは異なる。葉は線状で各節に輪生し,基部において癒着せず,1本の主縦脈を有する。したがって,葉と節を欠くときにはカラミテスやエキセティテスと区別しにくい。三畳紀からジュラ紀に繁茂した。

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