法則の辞典 「ネルンストの分配律」の解説 ネルンストの分配律【Nernst's distribution law】 互いに混合しない二つの溶媒(相)の間に一つの物質が分配されるとき,両相におけるその物質の濃度の比は,温度と圧力が定まった条件下ならば一定となる.この比を分配率という(一定とならない場合には,重合や錯形成などの影響が存在していることを示す). 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のネルンストの分配律の言及 【分配律】より …このとき,A,B2相中のDの濃度をCA,CBとすると,その濃度比CA/CB=Kは,加えるDの量に関係なく定温,定圧で一定となる。この関係を分配律,または発見者H.W.ネルンストの名にちなんでネルンストの分配律と呼び,Kを分配係数という。分配律は希薄溶液において成り立ち,化学ポテンシャルと平衡の条件からも導かれる。… ※「ネルンストの分配律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by