ノビコフ歯車(読み)ノビコフはぐるま(その他表記)Novikov gear

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノビコフ歯車」の意味・わかりやすい解説

ノビコフ歯車
ノビコフはぐるま
Novikov gear

ソ連の M.L.ノビコフが,1955年に発表した特殊な歯形をした歯車円弧中心がピッチ円上にある円弧歯形歯車で,機構学的には点接触をなし,はすば歯車として等速回転運動を伝達しようとするものである。インボリュート歯車よりも高い負荷能力をもつ歯車として注目されている。

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世界大百科事典(旧版)内のノビコフ歯車の言及

【歯車】より

…歯形曲線にサイクロイドを用いた歯車をサイクロイド歯車といい,インボリュート歯車より歯の干渉が少ないという利点はあるものの,製作が容易でなく,時計,計器などの限られた分野以外にはほとんど用いられていない。(3)ノビコフ歯車 上記のインボリュート歯車,サイクロイド歯車のほかに,なおいくつかの特殊歯車がある。その代表的な歯車としてあげられるのがノビコフ歯車である。…

※「ノビコフ歯車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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