最新 地学事典 「ノランダ型鉱床」の解説
ノランダがたこうしょう
ノランダ型鉱床
Noranda-type deposit
カナダ楯状地グリーンストーン帯中の始生代の火山性塊状硫化物鉱床。特にSuperior構造区(27億~26億年前)のAbitibi帯ノランダ地域に多いのでこの名がある。鉱床はBlake River層群の流紋岩・安山岩層中にあり,産状は黒鉱鉱床に酷似。形態はレンズ状~塊状で上部に塊状鉱(黄鉄鉱・閃亜鉛鉱・黄銅鉱),下部に鉱染・網状鉱(黄銅鉱・黄鉄鉱)があり鉄質チャートに覆われる。方鉛鉱が少なく石膏・重晶石を伴わない点が黒鉱鉱床と異なる。代表的な鉱床はKidd Creek・Horne・Amulet・Quemont・Matagami Lakeなど。鉱量は全体で3.5億t,うちKidd Creekが1.6億t。平均品位Cu1.47%, Zn3.43%, Pb0.07%, Ag31ɡ/t, Au0.8ɡ/t。
執筆者:鹿園 直建
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

