のんし

精選版 日本国語大辞典 「のんし」の意味・読み・例文・類語

のん‐し

(終助詞の「のん」と「し」とが重なったもの) 終止した文や感動詞を受け、軽く念を押す。
洒落本田舎芝居(1787)五立目「『向ふの方からしょなめきが来もすはよ』『ホンニのんし』」
[補注]受けるべき文を省略した結果、一見感動詞のように文頭に用いられることもある。「『ヤット御成人じゃ』『ノンシ。兼て爺様(とっさま)が話さっしゃるには』」〔開化入口〈横河秋濤〉三〕など。

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