終止(読み)シュウシ

デジタル大辞泉 「終止」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【終止】

[名](スル)
物事が終わること。終わり。しまい。
楽曲楽章などの終わりの部分で、終止感を表す定型的な和音の進行部分。また、その形。カデンツ
[類語](1終わる済む片付く上がる引ける跳ねる終了完了完結結了終結終決終息閉幕幕になる幕を閉じるちょんになるけりが付くかたが付く

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精選版 日本国語大辞典 「終止」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐し【終止】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) おわること。おわり。しまい。はて。
    1. [初出の実例]「この時銃声が轟いた。それは〈略〉私のあらゆる思考を終止せしめる」(出典:俘虜記(1948)〈大岡昇平〉)
    2. [その他の文献]〔易経‐序卦〕
  3. 西洋音楽で、楽曲または楽句旋律や和声、リズムなどの流れを終わらせる段落の部分、または、その形。その部分の和音の違いによって、完全終止、不完全終止、半終止などの別がある。
    1. [初出の実例]「Fine(フィネ)は、と同じく終止の意なり」(出典:中等教育教科用楽典(1904)〈高井徳造〉三)
  4. しゅうしけい(終止形)」の略。

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普及版 字通 「終止」の読み・字形・画数・意味

【終止】しゆうし

終わる。

字通「終」の項目を見る

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