のんべんぐらり(読み)ノンベングラリ

デジタル大辞泉 「のんべんぐらり」の意味・読み・例文・類語

のんべん‐ぐらり

[副]《「のんべんくらり」とも》「のんべんだらり」に同じ。
「何時までも、―と、ずるずるにしていては」〈近松秋江別れたる妻に送る手紙

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精選版 日本国語大辞典 「のんべんぐらり」の意味・読み・例文・類語

のんべん‐ぐらり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「のんべんくらり」とも。「と」を伴って用いることもある ) なす事もなくむだに時間を浪費するさま、また、事の進展がはかばかしくなく、はっきりしないさまを表わす語。のんべんだらり。のんべんぐらりん。のんべん。〔志不可起(1727)〕
    1. [初出の実例]「後妻の弘メもなくのんべんぐらり」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)四)

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