最新 地学事典 「ノースポール地域」の解説
ノースポールちいき
ノースポール地域
North Pole area
オーストラリア西部,東ピルバラテレーンの中心部に位置し,35億年前の熱水活動の痕跡を残す浅海堆積物が分布し,モンゾニ花崗岩(34.59億年前)を中心にしたドーム状地形をした地域。モンゾニ花崗岩の周りに,Warrawoona層群の枕状溶岩,チャートや砕屑岩層(Dresser層)が分布する。枕状溶岩には熱水起源のチャートやバライト脈が発達し,上位のチャート層を堆積させる。リップルを残す砕屑岩やストロマトライト層を含み,黒色チャートには有機物に富むパーミネラリゼーションした構造物が認められ,最古の微化石の一つとする意見もあるが,これが微化石であるかについては今でもさまざまな議論がある。
執筆者:清川 昌一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

