ノーズリー(英語表記)Knowsley

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーズリー」の意味・わかりやすい解説

ノーズリー
Knowsley

イギリスイングランド中北部西寄り,マージーサイド地域の地区。リバプールのすぐ東に位置する。都市名は,ダービー伯家地所で 14世紀以来スタンレー家の邸宅がある町の名に由来する。18世紀に時計製造の中心地だったプレスコットを除いて,産業の大半は 20世紀になってから発展した。ハイトン=ウィズロビーは 1930~50年代にリバプールの郊外町として急速に発展。カークビーはリバプールの工業団地周辺でニュータウン建設が始まった 1952年以降に発展した。ほかにもヘールウッドで郊外宅地造成が進み,1960年に世界最大級の自給型工業複合施設となる自動車工場の建設地にも選ばれた。そのほかの主要産業はプレスコットの電気ケーブル製造,各種エンジニアリング,食品,軽工業など。ダービー伯家の所有地内にはサファリパークがある。面積 87km2人口 14万9800(2004推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android