ハイドロコーチゾン(その他表記)hydrocortisone

翻訳|hydrocortisone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイドロコーチゾン」の意味・わかりやすい解説

ハイドロコーチゾン
hydrocortisone

コルチゾール,ヒドロコルチゾンともいう。副腎皮質ホルモンのうちグルココルチコイドに属す。糖新生および蛋白質異化促進,リンパ組織萎縮,心筋収縮力増強,細動脈のアドレナリンに対する反応性の亢進,ストレスに対する抵抗力増強,抗炎症作用 (膜安定化作用,血管収縮,血管透過性の抑制) ,抗体産生抑制,抗アレルギー作用などが知られている。臨床的には,副腎皮質不全の補充療法に用いられるハイドロコーチゾンをはじめとして,グルココルチコイド作用の強い化合物 (プレドニゾロン,トリアムシノロン,デキサメサゾン,ベタメサゾンなど) が,種々の炎症性,アレルギー性疾患の対症療法に用いられている。これらは作用が強いが,長期間投与すると精神異常,皮下脂肪蓄積 (体重増加,満月様顔貌) ,体液平衡異常,易感染性その他の副作用が出現する。

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