普及版 字通 の解説
8画
[字訓] あさ・あさぬの
[説文解字]
[字形] 象形
麻皮の繊維を示す。〔説文〕七下に「(はな)の名なり。の言爲(た)る、なり。纖にして功を爲す。象形」という。(は)は麻の実。(さん)はを(う)つ形で、その繊維をほぐす意。そのようにしてえたものを祭事に用いて麻という。は麻茎の繊維を示す字である。
[訓義]
1. あさ、あさの繊維。
2. あさぬの。
[部首]
〔説文〕七下に(ひん)を「(あさ)の皮をつなり」としてその部にを加え、次に部を列する。は(し)系の字である。部に(けい)・(散)を属し、また次に(麻)部がある。
[語系]
phe、皮biaiは声義に通ずるところがあり、ともに表皮のところをいう。meaiもの音の転じたものであろう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報