ハイ・ハツ・しげる・まつわる

普及版 字通 の解説


10画

[字音] ハイ・ハツ
[字訓] しげる・まつわる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は伐(ばつ)。〔説文〕一下に「艸の多きなり」とあって、(へいひ)のと同義。〔詩、魯頌、水〕「其の(はた)たり」は旆旆(はいはい)と同じく、旗のなびくさまをいう。

[訓義]
1. しげる、しげみ、枝葉がこみあう、まつわる。
2. 旆と通じ、は旗のなびくさま。

[古辞書の訓]
名義抄 サカユ 〔字鏡集〕 シゲシ・サカユ

[語系]
・筏biuatは同声。撥puatはその声が近い。筏(ばつ)はいかだ。をその義に通用することがある。撥(はつ)ははね動く、その状態に似ているところがある。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報