デジタル大辞泉
「はいはい」の意味・読み・例文・類語
はい‐はい
[感]《感動詞「はい」を重ねて強めていう語》
1 「はい1」に同じ。「はいはい、さっそく持ってまいります」
2 「はい3」に同じ。「はいはい、どいて、どいて」
3 「はい5」に同じ。
4 民謡などの囃子詞。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はい‐はい
- [ 1 ] 〘 感動詞 〙 ( 「はい」を重ねて強めたもの )
- ① 応答のことば。多く、相手の呼びかけに気軽に応じたり、相手のいうことを抵抗なく承認したりする時に用いる。現代、「二つ返事」と称する。
- [初出の実例]「素人にてもハイハイと返詞をするものを、小芝居出といふて笑ふなり」(出典:随筆・羇旅漫録(1802)下)
- 「唯々(ハイハイ)と御小言を聞いて居りますれば」(出典:十三夜(1895)〈樋口一葉〉中)
- ② 相手の注意をうながす時に用いることば。
- [初出の実例]「手振の先供はいはい、はいはいの声をも聞ず与兵衛が」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)上)
- ③ 牛馬を追う時の掛け声。
- [初出の実例]「落城や朝あらしとぞなりにける〈志計〉 はや馬はいはい松の下道〈一鉄〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)
- [ 2 ] 〘 名詞 〙
- ① 馬をいう幼児語。馬を追う掛け声からいう。
- ② とるにたりない者。未熟な者。ぱいぱい。
- [初出の実例]「配々(ハイハイ)の寺児姓、おおくは根ざし下輩民間より出たる」(出典:浮世草子・人倫糸屑(1688)若衆上)
- ③ 「はいはいやくしゃ(━役者)」の略。
- [初出の実例]「はいはいは毛氈なしにころげ込み」(出典:雑俳・柳多留‐九(1774))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「はいはい」の読み・字形・画数・意味
【
】はいはい
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のはいはいの言及
【御所人形】より
…幕末安政(1854‐60)以後は,大坂の人形店伊豆蔵(いずくら)喜兵衛の手でほとんど製作されたので〈伊豆蔵人形〉の名もある。御所人形の小型ではった姿のものは〈はいはい〉とよび,出産祝いや道中の災難ばらいに用いられ,雛壇にも飾った。現在も京都,東京で製作されている。…
※「はいはい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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