普及版 字通 の解説

8画
[字訓] しげる・ひざかけ
[字形] 形声
声符は
(はい・ふつ)。〔詩、召南、甘棠〕「
(へいひ)たる甘棠(かんたう)」の〔毛伝〕に「
とは小なる貌なり」とするが、生い茂るさまをいう。その義の字は、もと
(はい)に従う形であろう。また〔詩、曹風、侯人〕「三百の赤
(せきふつ)」の〔毛伝〕に「
は
(ひざかけ)なり」とあり、その字はまさに
に従うべきである。
は
(ひつ)・
(ふつ)の象。草木の
をいう字と、赤
の
とが、字形近くして混同したものであろう。
の
は艸に従い、赤
の
の上部は帯の形である。[訓義]
1. しげる、草木がしげる。
2. ひざかけ。
3. 小さいさま。
[熟語]

▶[下接語]
朱
・赤
・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

