ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハサカ」の意味・わかりやすい解説 ハサカAl-Hasakah シリア北東部,ハサカ県の県都。ユーフラテス川支流のハーブール川に面し,ダイルアッザウルの北北東約 150km。集約的な灌漑農耕地域の中心地。アッシリア人に Sha-Dikannuとして知られ,古代には Sakane,中世のアラブ地理学者には Hashashakと呼ばれていた。オスマン帝国の時代には重要性が失われたが,フランス委任統治期の 1932年以降,イラクからアッシリア人が亡命,移住し注目を集めた。北部のカーミシュリー,南部のダイルアッザウルとを結ぶ道路の重要な分岐点。人口 10万 6000 (1992推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報