日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハジロコチドリ」の意味・わかりやすい解説 ハジロコチドリはじろこちどり / 羽白小千鳥ringed plover[学] Charadrius hiaticula 鳥綱チドリ目チドリ科の鳥。ユーラシア極北部のツンドラやグリーンランドで繁殖し、冬にはヨーロッパ、アフリカ、アジアなどに渡る。日本ではごくまれな旅鳥あるいは冬鳥で、シロチドリなどの群れに混じっていることがあり、広い干潟でみられる。全長19センチメートル。上面は褐色で、下面は白色。胸には黒色の太い帯があり、顔も白と黒の模様である。嘴(くちばし)は基部が橙(だいだい)色で、先端は黒色。足は橙黄(とうこう)色をしている。[柳澤紀夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例