はだら

精選版 日本国語大辞典 「はだら」の意味・読み・例文・類語

はだら

[1] 〘形動〙
① =はだれ(一)
万葉(8C後)一〇・二三一八「夜を寒み朝戸を開き出で見れば庭も薄太良(ハダラ)にみ雪降りたり」
② (①が所々を白く見せるところから) 濃い色と淡い色とがまじってまだらの模様を現わすさま。「まだら」の雅語という意識で使われはじめたものか。
※うた日記(1907)〈森鴎外〉「経巻紺紙はだらに見ゆるまで増上慢の蠅は糞(はこ)しつ」
[2] 〘名〙 「はだらゆき(━雪)」の略。《季・春》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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