紺紙(読み)コンガミ

大辞林 第三版の解説

こんがみ【紺紙】

紺色の紙。藍紙あいがみ

こんし【紺紙】

紺色に染めた紙。こんがみ。金泥・銀泥で写経や仏画に用いた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紺紙
こんし

(あい)で紺色に染色した和紙。「こんがみ」ともいう。『正倉院文書』にある染め紙の名称「深縹(ふかはなだ)」はこの色のことをさし、実物が『色麻紙(いろまし)』19巻のなかにみられる。紺紙に金泥(きんでい)または銀泥で写経した例は、744年(天平16)に書かれた『華厳経(けごんきょう)』をはじめとして、平安時代に装飾経(美しく飾る目的で華美に装飾した特殊な写経)として華麗な流行をみた。とくに『久能寺経(くのうじきょう)』や『平家納経(のうきょう)』などが有名である。[町田誠之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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