日本歴史地名大系 「はつし沢鉱山」の解説 はつし沢鉱山はつしざわこうざん 秋田県:仙北郡協和町稲沢村はつし沢鉱山[現在地名]協和町稲沢おもに銅を産出。秋田領内諸金山箇所年数帳によれば「初石沢」鉱山と同じ個所と推定している。元文三年(一七三八)より五ヵ年間受山で、その間運上は銅一〇〇貫目につき銀京目五〇匁、平米役銀は銅一六貫入一個につき四匁ずつ(ただし一匁につき銭九〇文替)。銅売上値段は一個につき六貫八〇文と定め、土崎湊(つちざきみなと)(現秋田市)の商人が蔵元を引き受けていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報