ハットー1世(読み)ハットーいっせい(その他表記)Hatto I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハットー1世」の意味・わかりやすい解説

ハットー1世
ハットーいっせい
Hatto I

[生]850頃.スワビア
[没]913.5.15.
ドイツ中世の聖職者。 891年以降マインツ大司教。ケルンテン大公のアルヌルフ側近となり,アルヌルフの没後は,幼少のルートウィヒ4世 (幼童王)の摂政役を引受け,さらに 911年ルートウィヒが没すると,コンラート1世に仕えた。3人の有力者に仕えることによって巧みに政治権力をあやつり,教会領を拡大した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android