ハッバーニーヤ湖(読み)ハッバーニーヤこ(英語表記)Hawr al-Habbānīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハッバーニーヤ湖」の意味・わかりやすい解説

ハッバーニーヤ湖
ハッバーニーヤこ
Hawr al-Habbānīyah

イラク西部,アンバール県の東,ユーフラテス川中流右岸にある湖。東西約 30km,面積 140km2の浅い塩湖で,古代からユーフラテス川の水量調節に利用されていた。 1956年,乾季にユーフラテス川の水を放出する水路の工事が始り,北西にあるラマーディの堰堤から水を引き,別の水路で南方のアブーディブス窪地に放水し,ここを第2の貯水湖とした。北東岸に元イギリス空軍基地であったハッバーニーヤがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

伯仲国会

与野党の議席差が伯仲する国会をいう。本会議での単純過半数を得ていても,与党が安定多数を得ることができず,野党が多数を占める逆転委員会が生れるような国会を指す。伯仲国会では,逆転委員会で否決された議案が...

伯仲国会の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android