ハデラ(その他表記)Hadera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハデラ」の意味・わかりやすい解説

ハデラ
Hadera

イスラエルの地中海沿岸,シャロン平野にあり,テルアビブヤフォハイファの中間の町。北部海岸のユダヤ人入植地としては最初のもので,1890年にポーランドリトアニアからの移民により建設された。町をハデラ川 (当時はムフジル川) が貫流し,冬季には下流地方に氾濫起し,沼沢地にはマラリアが発生して多くの死者を出す場所であった。その後ロスチャイルド援助で,94年以後は柑橘類の栽培が行われ,現在ではイスラエルの柑橘類の主産地である。鉄道の要衝で,工業には製紙,タイヤ,金属,柑橘類加工,野菜缶詰などがある。人口4万 2200 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android