ハマダーン州(読み)ハマダーン(その他表記)Hamadān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハマダーン州」の意味・わかりやすい解説

ハマダーン〔州〕
ハマダーン
Hamadān

イラン中央西部の州。州都ハマダーン。ザグロス山脈中の山岳地で,夏は涼しいが,冬は厳寒。年間 100日は氷結する。したがって冬季農耕不適で,多くは牧畜業にたずさわる。周辺地で織られる絨毯がハマダーン市に持込まれる。住民はイラン人のほか,トルコ系が多い。ハマダーン市南方 42kmのナハバンドはペルシアのイスラム化をもたらした戦い (641~642) の古戦場。面積1万 9445km2人口 150万 5826 (1986) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android