ハリバートン-バンクロフト霞石閃長岩(読み)ハリバートン-バンクロフトかすみいしせんちょうがん

最新 地学事典 の解説

ハリバートン-バンクロフトかすみいしせんちょうがん
ハリバートン-バンクロフト霞石閃長岩

Haliburton-Bancroft nepheline syenite

南東オンタリオのGrenville統中に延長百数十kmの帯をなし,たくさんの小岩体として産するかすみ石閃長岩。Grenville統は苦灰岩角閃岩・片麻岩からなり,かすみ石閃長岩は結晶質石灰岩分布と密接に関係し,岩石は縞状構造を示し,含かすみ石岩からかすみ石のない変成岩まで漸移する。付近に広く分布する先カンブリア時代の花崗岩にぬかれる。成因的には交代変成岩と考えられているが,原岩や交代作用の原因となった溶液の性質・起原は明らかでない。L.Moyd(1945)は石灰岩との反応で脱珪酸作用を受けた花崗岩質エマネーションが片麻岩をかすみ石化したと考え,C.E.Tilley(1958)はかすみ石閃長岩マグマからの不飽和溶液を仮定し,苦灰岩の交代作用を考えた。参考文献W.K. Gummer et al.(1946) J. Geol.,Vol.54

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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