現代外国人名録2016 「ハリークプファー」の解説
ハリー クプファー
Harry Kupfer
- 職業・肩書
- オペラ演出家 元コーミッシェ・オーパー首席演出家・芸術監督
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1935年
- 出生地
- ベルリン
- 経歴
- ライプツィヒで演劇学を学び、1958年「ルサルカ」でオペラ演出家としてデビュー。ケムニッツ歌劇場、ワイマール州立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場を経て、’81年〜2002年コーミッシェ・オーパーの首席演出家・芸術監督。「ラボエーム」「フィガロの結婚」などを演出。最も先鋭的なオペラ演出家といわれ、「さまよえるオランダ人」(’78年)、「ニーベルングの指環」(’88年)などのバイロイト音楽祭における舞台演出が名高い。’90年の東西ドイツ統一後、’91年からベルリン州立歌劇場(旧・東独国立歌劇場)の演出も担当。ダニエル・バレンボイムとの協働で作り上げた新しい「ニーベルングの指環」4部作(’93〜96年)などのワーグナー連作によって、ベルリン州立歌劇場を一躍世界のオペラ界の話題の中心に押し上げた。’94年「カルメン」で2度目の来日公演。2002年ベルリン国立歌劇場による「ニーベルングの指環」4部作を日本で公演。近年の演出作品には、2012年チューリヒ歌劇場「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、2013年フランクフルト・オペラ「賭博師」、2014年新国立劇場「パルジファル」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報