ハリールブンアフマド(英語表記)al-Khalīl b.Aḥmad

改訂新版 世界大百科事典 「ハリールブンアフマド」の意味・わかりやすい解説

ハリール・ブン・アフマド
al-Khalīl b.Aḥmad
生没年:718-791

アラビア語の文法学者,韻律学者。アラブのアズド族出身。現在のオマーンに生まれ,のちバスラに移住。バスラ文法学派を代表し,アラビア語の文字点を考案した。アラビア語最古の文法書を残したシーバワイフの師。またアラビア語最初の辞書アインの書Kitāb al-`ayn》を残している。他方,アラブ古詩通じ,それがもつ16種の韻律のうち15種を発見して,韻律学への道を開いた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android