20世紀西洋人名事典 「ハンスシュナイダー」の解説
ハンス シュナイダー
Hannes Schneider
1890 - 1955
米国のスキー選手。
オーストリア出身。
近代スキーの生みの親といわれ、ノルウェー・スキーとオーストリア・スキーを結びつけたアールベルク・スキー術を考案。1909年ザンクト・アントンに開設したスキー学校で天才的な指導を行ったことで知られる。’38年ナチスのユダヤ人追放でアメリカに亡命、ノース・コンウェーにスキー学校を開設し、数多くの選手を育て、アメリカのスキー発展に尽くし、同地にて病没した。また、この間’30年に来日し、日本スキー界の発展に貢献した。主著に「スキートゥーリスト」(’13年)があり、また、’20年には映画「スキーの驚異」に主演した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報