20世紀西洋人名事典 の解説
ハンス・J. ツァッセンハウス
Hans Julius Zassenhaus
1912.5.28 -
ドイツの数学者。
オハイオ州立大学教授。
コブレンツ生まれ。
1934年ハンブルク大学で学位を取得し、同年同大学講師となる。以後、ロストク大学を経て、カナダのモントリオール大学数学レッドパース記念教授を10年間務めた後、米国に移り、’64年よりオハイオ州立大学数学教授を務めている。この間、群論研究に従事し、なかでも有限群研究においてツァッセンハウス群とよばれるものは、今日の有限群研究の基礎の一つとなり、また、シューアとの群の拡大における共同研究はシューア・ツァッセンハウスの理論として知られている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報